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2010年の世界半導体売上高ランキング、Gartner社が発表

» 2011年04月19日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 米Gartner社は、2010年における世界半導体の売上高が2994億米ドルに達したと発表した。前年比で707億米ドル、30.9%の増加となった。同社によると、上位25社で売上高の69.1%を占めているという。また、最も高い成長率を示したのはメモリーベンダーだとしている。

 Gartner社の主席アナリストを務めるPeter Middletonによると、「半導体業界の景気が好転した主な理由は、世界的な経済不況による需要の低下が回復したことと、メーカーが在庫不足を解消するために在庫の積み増しを行ったことだ」と述べている。

 2010年における半導体メーカーの上位10社は表1のとおり。

 米Intel社は、2009年の14.6%から14.0%とわずかに市場シェアを落としたものの、19年連続で首位を飾っている。2位の韓国Samsung Electronics社は、DRAMとNAND型フラッシュメモリーの売り上げが好調だったことから、力強い伸びを示した。両メモリーの売上高は、2010年における同社の売上高の80%を占めている。3位の東芝は、モバイル製品向けのNAND型フラッシュメモリーのほか、ディスクリートや光半導体製品が成長した。

表1 半導体売上高上位10社 表1 半導体売上高上位10社(出典:Gartner社)

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