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8.4型のTFTカラーLCDを採用したメモリーハイコーダ、自動車部品の振動試験規格にも対応

» 2011年07月27日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 日置電機は2011年7月、電圧波形を記録するメモリーハイコーダの新製品「MR8875」を発表した。自動車の走行データの記録や鉄道車両の不具合解析、ブレーキなど油圧機器の動作波形の記録、生産設備の保守といった用途に向ける。外形寸法は幅298mm×高さ224mm×奥行き84mm。同年8月下旬に販売を開始する予定である。発売から1年間の販売目標台数は800台。

 MR8875は、ディスプレイとして、8.4型のTFTカラーLCD(液晶ディスプレイ)を採用している。これにより、屋外などの明るい場所でも画面が見やすいという。さらに、タッチパネルの導入で直観的な操作が可能になったとしている。


 測定用のプラグインとしては、アナログ、電圧/温度、ストレイン(ひずみ)、CAN(Controller Area Network)の4種類のユニット(プラグインユニット)を用意している。例えば、CANユニットを使用すれば、CANインタフェースを用いたデータ測定が行える。

 またMR8875では、自動車部品の振動試験の規格である「JIS D 1601」に準拠した試験が行えるという。

 外部インタフェースとして、USBとLAN(Local Area Network)を標準で装備しているほか、SDカードに測定データを記録することも可能である。

 価格(税抜き)は、MR8875本体が45万円。各プラグインは、アナログユニット「MR8901」が14万円、電圧/温度ユニット「MR8902」が15万円、ストレインユニット「MR8903」が30万円、CANユニット「MR8904」が20万円となっている。

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