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高精度の電流シャントモニターIC、ゲイン誤差は0.1%

» 2011年08月29日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 日本テキサス・インスツルメンツは2011年8月、オフセット電圧が最大10μV、ゲイン誤差が最大0.1%と小さい電流シャントモニターIC「INA226」を発表した。「業界で最も高精度の電流シャントモニターICだ」(同社)という。主に、サーバーや通信機器、PC、電力管理機器、試験/計測装置などの用途に向ける。既にサンプル出荷を開始している。1000個購入時の参考価格は1.30米ドルである。


 INA226は、I2Cインタフェースを介して、電流または電圧、電力を計測するICである。マルチプレクサやA-Dコンバータを外付けする必要がないので、プリント基板の設計や配線を簡素化できる。

 電圧ゲインは1。同相モード除去比(CMRR)は140dB、同相モード電圧は36Vと高く、動作の全範囲にわたってオフセット電圧の変化が小さい。静止電流は最大420μA、シャットダウン電流は最大2μAである。

 そのほかの主な仕様は以下のとおり。パッケージは3cm×3cmの10端子MSOP。電源電圧範囲は2.7〜5.5V。動作温度範囲は−40〜125℃となっている。

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