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検出温度偏差を±3℃に低減した1005サイズの温度検出用PTCサーミスタ

» 2011年09月09日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 村田製作所は2011年9月、1005サイズ(1.0mm×0.5mm)の温度検出用PTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタを発売した。検出温度偏差が±3℃と小さいことを特徴とする。主に、携帯電話機やタブレット端末、LED照明、モーターなどにおいて過熱検知を行う用途に向ける。サンプル価格は10円。2011年3月に量産を開始する予定である。

 従来の過熱検知用PTCサーミスタは、1608サイズ(1.6mm×0.8mm)以上で、検出温度偏差が±5℃以上の製品が一般的だった。今回の新製品では、村田製作所独自の材料/プロセス技術を生かすことことにより、小型化と検出温度偏差の低減を実現した。

 その他の仕様は以下の通り。周囲温度が25℃における抵抗値が1kΩ±50%のサーミスタとなっている。品種は8つあり、それぞれの検知温度は80℃〜150℃の範囲で10℃刻みとなっている。最大電圧は直流32Vである。

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