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SHA-1準拠のセキュリティ回路を搭載するRFIDタグ

» 2011年09月26日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 Maxim Integrated Productsは2011年9月、HF帯(13.56MHz)に対応するRFID(Radio Frequency Identification)タグIC「MAX66000/020/040/100/120/140」を発表した。主に、アクセス管理、電子マネー、資産管理、IDカード、プリンタや使い捨て医療用具において相互認証を行う用途に向ける。すでに量産を開始している。1000個以上購入する場合の参考単価は0.72米ドル。

 新製品は、プラスチック製のキーフォブ、もしくはISO準拠の薄型カードにパッケージされて提供される。サポートするプロトコルは、ISO 14443BもしくはISO 15693 HFのいずれかとなっている。それぞれのプロトコルについて、ROMに64ビットのユニークIDを備える品種(MAX66000/MAX66100)、64ビットのユニークIDと容量1KビットのEEPROMを持つ品種(MAX66020/MAX66120)、64ビットのユニークIDと容量1KビットのEEPROMに加えてSHA(Secure Hash Algorithm)-1に準拠するセキュリティ回路を搭載する品種(MAX66040/MAX66140)が提供されている。

 SHA-1は、米国国家安全保障局(NSA)によって設計された暗号化技術で、ISOの標準規格となっている。MAX66040とMAX66140は、このSHA-1を用いたチャレンジ/レスポンス方式の認証を行うためのセキュリティ回路を搭載していることから、高度なセキュリティレベルを実現できるという。

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