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写真で振り返るCEATEC(番外編)――自動車関連の展示あれこれCEATEC 2011 フォトギャラリー(1/2 ページ)

» 2011年10月14日 00時00分 公開
[朴尚洙,Automotive Electronics]

 2011年10月4〜8日に幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2011」。今回は、同年12月に東京ビッグサイトで開催される「第42回東京モーターショー2011」と連携してプロモーションを行うことになっている。相互協力の内容として公開されているのは、メディア誘致、開催告知の連携と支援、来場誘致協力の3点だ。これらだけを見ると、互いの展示内容にまでは踏み込んでいないように見える。とはいえ、CEATEC JAPAN 2011では、電気自動車(EV)やスマートグリッドなどを中心に自動車関連の展示が数多くみられた。

 本記事では、EE Times Japanに掲載したCEATEC JAPAN 2011の記事で紹介しきれなかった自動車関連の展示をフォトギャラリー形式でご覧いただこう。


進化系展示のパイオニア

 近年のCEATEC JAPANで、注目の自動車関連展示を行う企業と言えば、日産自動車とパイオニアだろう。今回の日産自動車は、高床式のスマートハウスという度肝を抜く展示で来場者を驚かせた。一方のパイオニアは、非接触充電システムの進化系など、昨年の展示を発展させたものが多かった。ヘッドアップディスプレイの「AR HUD」もその1つ。また、自転車の展示会「CYCLE MODE international」(2010年11月)で試作機を公開したサイクルコンピュータ「Cycle Sports アスリートモデル」も、一段と進化した姿を見せた。

パイオニアの「ARHUD」 パイオニアの「ARHUD」 フロントガラスの前方1.5m〜2mの空間に19インチ相当の映像をAR(拡張現実)のように表示することができる。昨年の展示と比べて、レーザー光源モジュールが小型になったことで、写真上部に設置されているARHUDの本体ユニットが小さくなった。2012年の商品化を予定している。
「ARHUD」のレーザー光源とプロジェクタモジュール 「ARHUD」のレーザー光源とプロジェクタモジュール 左側にあるのがレーザー光源。サイズは12.9mm×13.4mm×4mmで、光源の明るさは10lm(ルーメン)となっている。R(赤)、G(緑)、B(青)各色の出力に半導体レーザーを用いている。昨年の展示では、緑色レーザーだけ高調波発生(SHG)ユニットを用いていたため、光源のサイズが比較的大きくなっていた。右側のプロジェクタモジュールにはこのレーザー光源が組み込まれている。サイズは35mm×56mm×6mm。MEMSミラーを用いたラスタースキャン方式で848×480画素の映像を投影することができる。
「Cycle Sportsアスリートモデル」 「Cycle Sportsアスリートモデル」 自転車に乗車してトレーニングを行うアスリート向けの製品。専用のペダリングモニタセンサーと併せて利用することで、1分間のクランク回転数、両脚にかかっているパワーの合計、ペダリングの効率、左脚/右脚それぞれのペダリングの状況などを表示することができる。製品開発を早期に立ち上げるため、「Android」をベースとしたOSを採用。ユーザーインタフェースもAndroidのものを用いている。
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