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» 2011年12月02日 00時00分 UPDATE

ISDB-Tmm対応のフロントエンドIC、外形寸法は4.2×4.5mm

[EDN Japan]

 パナソニック セミコンダクター社は2011年11月、携帯端末向けのマルチメディア放送規格であるISDB-Tmm(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial mobile multi-media)に対応する、デジタルテレビ用フロントエンドIC「MN88551」を発表した。ISDB-Tmmに加え、フルセグ、ワンセグ、ISDB-Tsb(Sound Broadcasting)というISDB-Tの全ての規格に準拠しており、13セグメント/3セグメント/1セグメント受信に対応している。同年12月より量産出荷を開始する。価格は要相談。


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 MN88551は、広帯域RF回路とOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調回路、誤り訂正用メモリ(DRAM)を1チップに集積している(図1)。13セグメントのOFDM復調には大容量の誤り訂正用メモリが必要なことや、ノイズ対策が難しいといった理由から、これまでは、RF回路や復調回路を搭載したICと誤り訂正用メモリについて、別々のパッケージを用いて構成する手法が取られてきた。MN88551は、それらを1チップに集積し、外形寸法が4.2×4.5×0.4mmの小型パッケージに収めたことを特徴とする。パッケージは、98端子WLCSPである。

図1 「MN88551」を用いたシステムの構成例 図1 「MN88551」を用いたシステムの構成例

 また、移動時におけるフルセグ受信性能を、同社従来品に比べて約20%向上させたとしている。この他、MN88551は、高調波抑圧ミキサー技術や、チューナを制御するデジタルアシスト技術などを用いることで、放送波以外の電波による妨害への耐性を強化しつつ、高い感度を実現したという。なお、ここで用いられているデジタルアシスト技術は、受信状態を観測しながら、LNA(低ノイズアンプ)やミキサー回路から構成されるRF回路を、内蔵のシーケンサによるデジタル制御によって最適な動作点で動作させることによって実現されている。

 MN88551の受信周波数範囲は、VHF-L帯(90M〜108MHz)、VHF-H帯(207.5M〜222MHz)、UHF帯(470M〜806MHz)。電源電圧はI/O部で3.6〜1.5V、ロジック部は1.2V、アナログ部は1.8V。消費電力は、ISDB-Tmm受信時で175mW、フルセグ受信時は190mW、ワンセグ受信時は90mW、ISDB-Tsb受信時は145mWである。

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