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» 2012年01月18日 11時30分 UPDATE

STマイクロ L3G4IS:「一粒で二度おいしい」、モーション検知/手ブレ補正対応のジャイロセンサー

STマイクロエレクトロニクスの3軸ジャイロ(角速度)センサー「L3G4IS」は、モーション検知とカメラの手ブレ補正のそれぞれに最適化した出力処理回路を搭載することで、1チップで2つの用途に対応した。

[EDN Japan]

 STマイクロエレクトロニクスは2012年1月、モーション検知とカメラの手ブレ補正の双方の用途に対応した3軸ジャイロ(角速度)センサー「L3G4IS」を発表した。「モーション検知とカメラの手ブレ補正という2つの異なる用途に、1つのジャイロセンサーで対応した品種は業界初」(同社)という。携帯電話機やタブレットPCといった民生機器に向ける。既にサンプル出荷を開始しており、2012年第2四半期に量産を開始する予定。大量購入時の単価は約3.9米ドルである。


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 一般に、モーション検知の用途には素早い動きを検出できるジャイロセンサーが求められ、カメラの手ブレ補正にはモーション検知用に比べてゆっくりとした動きを検出することが必要になる。L3G4ISは、モーション検知とカメラの手ブレ補正のそれぞれに最適化した出力処理回路を搭載することで、2つの用途に対応した。角速度検知範囲(フルスケール値)はモーション検知向け出力のとき、250度/秒(dps)、または500dps、1000dps、手ブレ補正向け出力のときに±65dpsである。

 従来は、モーション検知と手ブレ補正の双方の用途に対応するには、それぞれに適した別個のセンサーが必要だった。L3G4ISを採用すれば1つのセンサーに置き換えられため、機器の小型化やシステムの簡略化、部品コスト削減につながる。

 L3G4ISは、パワーダウンモードとスリープモードを用意した他、高度な電源管理を可能にするFIFO(First In First Out)メモリを搭載した。ホストマイコンとのインタフェースはI2CとSPI。ホストマイコンから特性を変更可能なLPF(低域通過フィルタ)とHPF(高域通過フィルタ)も用意した。パッケージは外形寸法が4×4×1mmの16端子LGA。電源電圧は2.4〜3.6Vである。

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