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» 2012年04月25日 09時50分 UPDATE

SiLabs Isolator Power Consumption Calculator:アイソレータの消費電力を要求仕様から見積もるオンライン計算ツールが登場

Silicon LaboratoriesがWebサイト上で提供するオンライン計算ツールは、アイソレータ(絶縁素子)の消費電力を、ユーザーが与える要求仕様に基づいて自動的に計算する。ユーザーは、アイソレータのデータシートを読み込まなくても、消費電力を手早く見積もって機器の設計を進められるようになる。

[EDN Japan]

 アナログ/ミックスドシグナル半導体ベンダーのSilicon Laboratories(シリコン・ラボラトリーズ)は2012年4月、同社が提供するアイソレータ(絶縁素子)の消費電力を、ユーザーが与える要求仕様に基づいて自動的に計算するオンラインツール「Isolator Power Consumption Calculator」を発表した。産業用プロセス制御モジュールやプログラマブルロジックコントローラ(PLC)など、筐体のサイズが小さく、熱的な制約があり、消費電力を低く抑えることが求められる用途において、設計段階でアイソレータの消費電力を見積もる際に有効だ。既に同社Webサイト上で提供を開始しており、ユーザーは無償で利用できる。ユーザーが手元のPCにインストールして、インターネット接続が無い環境でも利用できるダウンロード版も用意した。

 Isolator Power Consumption Calculatorが対象とするアイソレータは、同社が提供する「Si84xx/Si86xx」である。電気的に絶縁された2つの領域(1次側と2次側)の間でデジタル信号をやりとりできる、いわゆるデジタルアイソレータだ。アイソレータ内の信号経路に直列のコンデンサを挿入して絶縁を確保しており、高周波の搬送波にデジタル信号を重畳することで、そのコンデンサをまたいでデジタル信号を伝送する方式である。

 ユーザーは、次の3つのステップで要求仕様をツールに与えればよい。まず、アイソレータを選択する。型名のリストから選ぶ他、チャネル数や出力論理のデフォルト値、絶縁耐性などを指定して品種を絞り込むことも可能だ。次に、1次側と2次側それぞれの電源電圧を指定する。後は、各チャネルのデータレートとデューティ比、各チャネルにつながる負荷の静電容量を設定すればよい。ツールが自動的に1次側と2次側それぞれの消費電流を見積もり、先に指定した電源電圧値と掛け合わせて消費電力を計算する仕組みだ。1つ目のステップで絞り込んだ品種に複数の候補があれば、品種ごとの結果を表示する。

操作画面の例 「Isolator Power Consumption Calculator」の操作画面の例 3つのステップで要求仕様を入力し、「Get Results」をクリックすれば結果が表示される(クリックで画像を拡大)。

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