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HetNet対応小型セル基地局用RFトランシーバ、主要機能を1チップに集積Maxim MAX2580

MAX2580は、HetNet対応の小型セル基地局用装置に向けたLTE/3GマルチモードRFトランシーバである。全LTEバンドをカバーしており、わずかな部品を外付けすればMIMO無線対応のRFモジュールを実現することができる。

» 2013年02月21日 15時19分 公開
[EDN Japan]

 Maxim Integrated Productsは2013年2月、HetNet(Heterogeneous Network)対応の小型セル基地局用装置に向けたLTE/3GマルチモードRFトランシーバ「MAX2580」を発表した。わずかな部品を外付けすることでMIMO無線に対応する回路を設計することができる。同社が提供するシステムレベルのリファレンスデザインを含むパッケージを用いれば、開発期間を短縮することも可能だ。MAX2580は現在サンプル品を出荷中で、本格的な出荷が始まるのは2013年後半の予定である。

 MAX2580は、チャネル帯域幅を1.4〜20MHzの範囲で選択でき、バンド1からバンド41まで、全てのLTEバンドをカバーしている。このため、FDD方式のLTEやTD方式のLTEはもとより、WCDMAモードにも対応できるRFモジュールを構成することができる。

 また、RFフロントエンド、IFアンプ、フラクショナルN方式の周波数シンセサイザ、チャネル選択フィルタ、パラレルJESD207データインタフェースなど、2×2 MIMO RFフロントエンドを構成する主な機能を1チップに集積している。このため、回路設計者の負荷を軽減することができる。さらに、パラレルJESD207データインタフェース回路を内蔵したことで、LTEベースバンドプロセッサとのシームレスな接続も容易になっている。

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