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不良品でも諦めない! “安売りハロゲンセンサーライトのLED化改造”奮闘記Wired, Weird(2/3 ページ)

» 2013年06月10日 07時00分 公開
[山平豊内外テック]

実装されている部品を観察する

 センサーライトの基板は電源部、センサー+アンプ部、出力部で構成されていた。取り出したセンサー基板の部品面の写真を図2に示す。

【図2】センサー基板(部品面)

 図2で右側にある砲弾型の透明プラスティックは照度センサーで、その左側にある円形の部品が焦電センサーである。左側の上にある茶色のプラスチックフィルムコンデンサと丸型の電解コンデンサが電源部だ。左側中央の黒いケースは出力のリレー。左下の赤いケースは3.15Aのヒューズで、その右側の4ピンICはフォトカプラだった。

 次にセンサー基板のハンダ面の写真を図3に示す。

【図3】センサー基板(ハンダ面)

 図3の左側にSMDタイプの8ピンの人感センサー用のICが実装されていたが、この内部にアンプとタイマー回路が入っているようだ。基板の右上には丸型のSMDダイオードが2個、その下に黒いモールドのSMDダイオードが2個実装されており、この4個で全波整流回路が構成されていた。黒いケースの部品はシルクがよく読めないが、ツェナーダイオードのようである。基板中央部にはレギュレータとリレーの駆動用のFETが実装されていた。

回路図を作って、アタマを整理

 実装された部品とパターンを追って、電源部の回路図を作ってみた。図4に示す。

【図4】電源部の回路図

 センサー基板ではAC100Vから非絶縁のDC24Vが作られていた。ヒューズF1、抵抗R1とコンデンサC1を通してAC電源を取り込み、ツェナーダイオード2個とシリコンダイオード2個で全波整流し、電解コンデンサC2に充電してDC24V電源が作られていた。

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