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» 2013年06月11日 13時55分 UPDATE

東京コスモス電機 TWE-Lite DIP:電子工作好きに火をつける、“マッチ棒アンテナ”付き無線モジュール

東京コスモス電機(TOCOS)は、無線モジュールとマッチ棒大のアンテナをDIP型ICの形状の基板に搭載した、「TWE-Lite DIP」を発表した。ブレッドボードやユニバーサル基板に差し込むだけで、簡単に無線機能を実現できる。外部のマイコンと接続したり、ソフトウェアのインストールや各種設定を行ったりする必要がない。

[村尾麻悠子,EDN Japan]
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 東京コスモス電機は2013年6月11日、無線モジュールとアンテナをDIP型ICの形状の基板に搭載した「TWE-Lite DIP(トワイライト・ディップ)」を発表した。無線規格は2.4GHz帯のIEEE 802.15.4に対応していて、通信距離は見通しで1kmとなっている。短期間で試作を行うラピッドプロトタイピングや、教育用、電子工作といった用途に向ける。

 無線モジュールは、2013年5月に発表したばかりの「TWE-Lite」を使用している(関連記事:1円玉より小さいZigBee対応無線モジュール、通信距離は1km)。TWE-Liteは、無線回路の他、32ビットのRISCマイコン、160kバイトのフラッシュROM、32kバイトのRAM、周辺回路などを搭載している。

 東京コスモス電機によれば、TWE-Lite DIPは、以下の“4つの簡単”を実現しているという。

1. 工作が簡単

 TWE-Lite DIPを、ブレッドボードやユニバーサル基板などに差し込んで周辺回路の配線を行うだけで、すぐに無線機能を実現できる。DIP型IC形状の基板が、標準の2.54mm(100mil)ピッチDIP型ICと同様の形状をしているので、ピッチ変換基板を使う必要がなく、なじみやすい点もメリットだ。

 DIP型IC形状の基板の外形寸法は、35.7×17.7mm。TWE-Lite DIP向けに新たに開発したアンテナも小型で、まるで本物のマッチ棒のように見える。なお、TWE-Lite DIPは、この“マッチ棒アンテナ”込みで無線の認証を取得しているため、同アンテナ以外は使用できない。

mm130611_tocos_fig1.jpgmm130611_tocos_fig2.jpg 左はTWE-Lite DIP。無線モジュール自体が小型のため、全体のサイズも小さい。TWE-Lite DIPをブレッドボードなどに差し込み、抵抗などを配線するだけで簡単に無線機能を実現できる(クリックで拡大)

2. 設定が簡単

 TWE-Lite DIPには、すぐに使用できる「TWE-ZEROアプリケーションソフトウェア」があらかじめインストールされている。そのため、ソフトウェアのインストールや初期設定といった手間のかかる作業が不要だ。

3. 動作が簡単

 TWE-Liteは、IEEE 802.15.4に準拠したポイントツーポイント通信と、ワンポップ通信をサポートしている。単純なネットワーク構成で、デジタル信号、アナログ信号、シリアル信号の双方向無線通信を行うことができる。

mm130611_tocos_fig3.jpg デジタル信号通信の接続例。左側のTWE-Lite DIPが親機(スイッチ)で、右側が子機(LEDライト)になっている。画像は、スイッチを押してLEDライトを点灯させているところ(クリックで拡大)

4. 購入が簡単

 TWE-Lite DIPを簡単に購入できるよう、東京の秋葉原や大阪の日本橋電気街の電子部品ショップで販売する。今後は、インターネット上の販売店にも販路を拡大していく計画だという。店頭での販売は既に開始していて、参考価格は、基板とアンテナが別個になっている組み立て版が1500円、完成版が1800円。取り扱い店舗は、秋月電子通商、秋葉原(aitendo@shopping)、千石通商、共立電子産業、マルツエレックの予定。

mm130611_tocos_fig4.jpgmm130611_tocos_fig5.jpg 左が組み立て版、右が完成版(クリックで拡大)

 その他、主な仕様は以下の通りである。送信出力は2.5dBm、受信感度は−95dBm。送信電流が15mAで、受信電流が17mA。動作電圧は2.3〜3.6Vで、動作温度範囲は−40〜85℃となっている。

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