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WPC1.1 Qi仕様準拠のワイヤレス給電レシーバICIDT IDTP9025

IDT(Integrated Device Technology)は、WPC(ワイヤレスパワーコンソーシアム)1.1の「Qi」仕様に準拠した、ポータブル機器向けワイヤレス給電レシーバIC「IDTP9025」を発表した。

» 2013年11月05日 12時05分 公開
[EDN Japan]

 IDT(Integrated Device Technology)は2013年11月5日、WPC(ワイヤレスパワーコンソーシアム)1.1の「Qi」仕様に準拠した、ポータブル機器向けワイヤレス給電レシーバIC「IDTP9025」を発表した。既に特定顧客向けにサンプル出荷を開始し、価格は1000個購入時、2.44米ドルとなっている。


ワイヤレス給電レシーバIC「IDTP9025」のイメージ

 IDTP9025はシングルチップのワイヤレス給電レシーバICで、WPC1.1仕様の要件準拠の認証を取得している。同規格の以前のバージョンと比べて異物検出機能(FOD)が改善されている。

 新製品は、オンボードの同期式フルブリッジ整流器と低抵抗の低ドロップアウト(LDO)レギュレータを搭載する。これにより最小限の外付け部品数と基板スペースで優れた電力伝送の効率性を実現できるという。スマートフォン、タブレットなど、バッテリー寿命とサイズの小型化が重視されるポータブル機器での採用を見込む。

 IDTP9025は、障害/安全性モニター情報に加えて通信と電力伝送の情報を、I2Cポートを通じて、ローカルのマイクロコントローラーに伝送することができる。IDTでは、WPC認証済みのリファレンス設計を盛り込んだ評価キットの他、デザイン・イン・ガイドやサポートツールも提供する。

 IDTP9025のパッケージは、3×2.5mmサイズのWLCSPとなっている。

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