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» 2013年12月04日 07時00分 UPDATE

テクトロニクス PA1000:「IEC62301 Edition2」準拠のテストを容易に、テクトロニクスのパワーアナライザ

PA1000はAV機器や白物家電製品などの待機電力を低減するための電源設計に向けたパワーアナライザである。標準装備された「PWRVIEWソフトウェア」を使えば、2014年3月より適用される「IEC62301 Edition2」に準拠したテストを容易に行えるという。2014年3月末までにPA1000を購入すれば、ブレイクアウトボックス「BB1000」を無料で提供する。

[馬本隆綱,EDN Japan]

待機電力測定のための国際規格

 テクトロニクスは2013年12月、AV機器や白物家電製品などの待機電力を低減するための電源設計に向けたパワーアナライザ「PA1000」を発表した。標準装備された「PWRVIEWソフトウェア」を使えば、2014年3月より適用される待機電力測定のための国際規格「IEC62301 Edition2」に準拠したテストを容易に行えるという。また、2014年3月末までにPA1000を購入すれば、被測定物との接続を容易に行えるブレイクアウトボックス「BB1000」を無料で提供する。

 PA1000は、単相の電源システム開発に向けたパワーアナライザで、同社にとっては2013年4月に発表した「PA4000」に続くパワーアナライザ製品の第2弾となる。PA1000は、測定確度など測定器としての基本性能を高めるとともに、スイッチング周波数の高速化、微小電流測定への対応などを図った。

GaNやSiCにも対応

 PA1000の電力基本確度は0.15%で、測定周波数帯域は1MHzを実現した。一般的なパワーメータは測定周波数帯域が100kHz程度だが、PA1000ではGaN(窒化ガリウム)やSiC(シリコンカーバイド)などの技術を使った半導体デバイスにも対応できるよう1MHzとした。

tm_131204tektronix01.jpg テクトロニクスのパワーアナライザ「PA1000」 (クリックで拡大)

電流シャントを2つ備える

 2つの電流シャントを内蔵している。1つは1Aまでの電流測定用で、40μAまでの微小な電流測定を正確に行うことが可能となった。もう1つは20Aまでの電流測定用である。「従来品は内蔵している電流シャントが1個で、測定できる微小電流は100μA程度だった」(同社)と話す。さらに、「1Aのシャントは、待機電力テストなどで必要となる、微小電流信号の分解能や測定確度を確保する上で有効」という。

tm_131204tektronix02.jpg 2014年3月までにPA1000を購入すると無料で提供されるブレイクアウトボックス「BB1000」

 PA1000には、電力消費に関する主要な規格に準拠しているかどうかのテストを容易に行えるPWRVIEWソフトウェアが標準で添付されている。このソフトウェアを活用すれば、「EnergyStar」や「IEC50564」などに加え、2014年3月から適用が始まる「IEC62301 Edition2」準拠のテストも簡単なセットアップで行うことができるという。別売(2014年3月末までにPA1000を購入すれば無料で提供)で用意しているBB1000を使えば、待機電力を測定するための接続が簡単に行える。

 これ以外でも多くの特長を備えている。波形や高調波バーチャートなどを表示できるカラーグラフィックディスプレイの採用、ワンボタン操作によるアプリケーションモードの設定などにより、視認性や操作性を高めた。さらに、消費電力の削減に向けた規格への適合テストを容易に行うためのソフトウェアを含め、これまでオプションとなっていた通信ポートや解析機能を標準で搭載している。こうした対応を図ることで、設計者は機器の設定を短時間で行うことができ、より正確な測定が可能になるという。製品の保証期間も標準で5年間とした。価格(税抜き)はPA1000が24万8000円、BB1000は2万5800円。

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