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» 2013年12月05日 16時00分 UPDATE

日本TI UCC28180:エネルギー効率を高めるPFCコントローラIC

日本テキサス・インスツルメンツ(以下、日本TI)は、連続導通モードで動作し、広いスイッチング周波数範囲でプログラム可能なPFC(力率改善)コントローラIC「UCC28180」を発表した。

[EE Times Japan]

 日本テキサス・インスツルメンツ(以下、日本TI)は2013年12月4日、連続導通モードで動作し、広いスイッチング周波数範囲でプログラム可能なPFC(力率改善)コントローラIC「UCC28180」を発表した。産業機器、サーバ用電源、エアコン、照明機器、民生機器などの数多くの汎用入力AC-DC変換用途で、「既存製品に比べて消費電力を半減すると同時に、0.95超の力率補正を実現する」(日本TI)とする。既に量産中で、価格は1000個購入時、0.85米ドルとしている。

シャント抵抗のサイズを半減

tt131205TI001.jpg 広いスイッチング周波数範囲でプログラム可能なPFC(力率改善)コントローラIC「UCC28180」

 新製品のUCC28180は、スイッチング周波数のプログラムが行えるため、PFC回路のサイズ、コスト、効率の最適化を実現する。電流検出スレッショルドを低く設定していることにより前世代製品と比較してシャント抵抗のサイズを半減できる他、AC入力電流の全高調波歪み(THD)を5%に低減する。

 プログラムできるスイッチング周波数範囲は、18k〜250kHz。日本TIでは「業界で最も広い」としている。広い周波数範囲に対応するため、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)、GaN(窒化ガリウム)、SiC(炭化ケイ素)、Si(シリコン)MOSFETといった各種パワー半導体に対応できる。

 ソフト過電流、サイクルごとのピーク電流制限、出力オープンループ、過電圧/ピン開放検出などの豊富な保護機能を備え、電源システムの部品を保護する。出力電圧が安定化レベルを超えた場合には、より高速なループ応答が行え、過電圧保護動作時にPWM出力の突然のシャットオフによって発生する磁気部品からの可聴ノイズを最小化できる。

 パッケージは、8ピンSOICパッケージを採用。評価モジュールとして「UCC28180EVM-573」(参考価格99米ドル)も販売している。

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