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» 2013年12月20日 12時15分 UPDATE

マイコン入門!! 必携用語集(10):マイコン開発における“ソフトウェアあれこれ” (1/2)

マイコンを用いたシステム開発に必要な開発環境への理解が進んだところで、今回は、マイコンを動作させるために必要なソフトウェアの概要について説明します。本稿を通して、マイコン開発時に必要なソフトウェアの種類や特徴、目的や状況に応じたソフトウェアの選び方を習得してください。

[塩川暁彦,STマイクロエレクトロニクス]

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 マイコンを動作させるためにはソフトウェアが必要であることはいうまでもありません。でも、一言でソフトウェアといっても、さまざまな種類のソフトウェアがあります。

 マイコン開発においてよく耳にするソフトウェアには、主に以下のようなものがあります。

ソフトウェアの主な種類

デバイスドライバ

 デバイスのペリフェラルを制御するためのAPI(Application Programming Interface)を定義したソフトウェア。例えば、STマイクロエレクトロニクスの32ビットマイコンであるSTM32ファミリでは、このデバイスドライバを、製品ごとに全てのペリフェラルが評価可能な標準ペリフェラルライブラリとして用意しています。初めて32ビットマイコンを使用する方でも、簡単に開発に着手できるような体制が整っています。

オペレーティング・システム(OS)

tt131220STM001.jpg μT-Kernelのロゴ 出典:T-Engineフォーラム

 ハードウェアを抽象化することで、デバイス依存性をなくし、アプリケーションソフトやミドルウェアの流用性を高めるために用意される基本ソフトウェアです。PCの世界では、Windowsや、Linux、スマートフォンの世界では、AndroidやiOSが有名ですが、国内のマイコン分野で一般的なOSとしては、uITRON、μT-Kernelなど(共にTRON系のOS)が挙げられます。これらのOSは、マイコンのような限られたメモリ容量でも搭載できるように、ソフトウェアのサイズが比較的小さいという特徴があります。

ミドルウェア

 アプリケーションソフトとOS間に位置するソフトウェアの総称。中間(ミドル)に位置するソフトウェアなのでミドルウェアと呼ばれます。例えば、イーサネットやUSBなどの通信に必要なプロトコルスタックやファイルシステム、コーデックやグラフィックライブラリなどは、ミドルウェアに含まれます。

アプリケーションソフト

 アプリケーションに特化した最上位層のソフトウェアの総称。アプリケーションの細かい仕様を実現するために必要不可欠なソフトウェアです。

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