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オートレンジ出力機能を搭載した「世界初」の大容量システム電源アジレント N8900シリーズ

アジレント・テクノロジーは、大容量の単出力プログラマブルシステムDC電源「N8900シリーズ」を発表した。定格電力内で多様な電圧/電流値に対応できるオートレンジ出力機能などを備えている。

» 2014年01月09日 13時50分 公開
[EDN Japan]

 アジレント・テクノロジーは2013年1月9日、大容量の単出力プログラマブルシステムDC電源「N8900シリーズ」を2014年3月から出荷すると発表した。容量5kW、10kW、15kWの3タイプの製品があり、2つの最大電圧・電流レンジ、最大パワーの範囲での出力可能な「オートレンジ出力機能」を搭載する。「大容量電源ながら、導入しやすい価格設定」(同社)も特長で、価格は80万円からとなっている。

並列稼働で100kW以上の大電力に対応可能

 N8900シリーズは、電気自動車やハイブリッド車、風力/太陽光発電インバータ、高電圧リチウムイオン電池パックなど大電力の測定ニーズに対応するため開発した電源という。より大きな電力供給を行えるよう、N8900シリーズは、複数台で並列稼働させることができ、100kW以上の出力を実現することが可能だ。

単出力プログラマブルシステムDC電源「N8900シリーズ」

 定格電力内で多様な電圧/電流値に対応できるオートレンジ出力機能の搭載により、従来型の単一出力の電源と比べて、優れた柔軟性を発揮できるという。アジレントでは、大容量電源でオートレンジ出力機能を搭載した製品は「世界初」としている。

 計測制御用インタフェースとして、LAN、USB、GPIBを搭載し、過電圧/過電流保護機能なども備えている。

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