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» 2014年03月24日 15時25分 UPDATE

アジレント Agilent Infiniium Zシリーズ:最大40チャネル同時測定と63GHz帯域幅を実現、アジレントのオシロスコープ

「Agilent Infiniium Zシリーズ」は、最大で40チャネル同時測定が可能で、63GHzのリアルタイム帯域幅を実現するオシロスコープである。「RealEdge」技術を搭載することで、75フェムト秒という低ジッタ測定フロアを実現しつつ、高周波領域の測定要求に対応している。

[EDN Japan]

 アジレント・テクノロジーは2014年3月、最大で40チャネル同時測定が可能で、63GHzのリアルタイム帯域幅を実現するオシロスコープ「Agilent Infiniium Zシリーズ」を発表した。2014年4月より発売を始める。

 Zシリーズは、周波数帯域(20GHz/25GHz/33GHz/50GHz/63GHz)やサンプルレート(毎秒80Gサンプル/毎秒160Gサンプル)の違いによって10モデルを用意した。周波数帯域は各モデルとも最大63GHzまでアップグレードが可能となっている。この帯域幅は、28/32/40Gビット/秒のデジタル信号の3次高調波を観測することができる性能だ。オプションの同期ポートを用いれば、最大10台のオシロスコープを同期させて使うことが可能で、最大40チャネル分の信号を同時に測定することもできる。

tm_140324agilent01.jpg 最大で40チャネル同時測定が可能で、63GHzのリアルタイム帯域幅を実現するオシロスコープ「Agilent Infiniium Zシリーズ」の外観

 また、現行のオシロスコープ「90000Qシリーズ」に採用している「RealEdge」技術をZシリーズにも搭載した。これにより、75フェムト秒という低ジッタ測定フロアを実現しつつ、高周波領域の測定も可能とした。さらに、操作性を向上させる静電容量式タッチスクリーンの採用や、測定データのオフロード解析などに有用なUSB3.0ポートを搭載している。

 同社がInfiniiumオシロスコープ向けに提供しているハードウェアやソフトウェアを、Zシリーズで利用することも可能だ。例えば、各種コンプライアンステスト向けのソフトウェアや各種解析ツールなど、40種類を超える測定アプリケーションを利用することができる。オフライン解析ソフトを用いると、Zシリーズを占有することなく、詳細な解析はPC上で行える。プレシジョンプローブアドバンスソフトウェア「N2807A」を用いると、測定に使うケーブルの影響を補正してくれるため、高周波領域においても、より正確な測定データを得ることができる。

 参考価格(税別)は、帯域幅やサンプルレートなどによって異なるが、帯域幅が20GHz品の「DSOZ204A」で約2100万円より。DSAモデルはDSOモデルにジッタ解析機能やシリアルデータ解析機能などを追加している。

tm_140324agilent02.jpg Zシリーズの製品群と参考価格 (クリックで拡大) 出典:アジレント・テクノロジー

 なお、現行の90000QシリーズをZシリーズと同等の性能に向上させることができるアップグレードキット「N2105A」と「N2109A」の提供も2014年4月より始める予定だ。

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