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Cortex-M0ベースのPSoC 4でラインアップを拡充サイプレス PSoC 4Mシリーズ

サイプレス セミコンダクタは、32ビットARM Cortex-M0ソリューションの「PSoC 4」ポートフォリオを拡張し、「PSoC 4Mシリーズ」を発表した。計12個のアナログ・ブロックと計16個のデジタル・ブロックを実装している。

» 2015年03月05日 15時40分 公開
[EDN Japan]

 サイプレス セミコンダクタは2015年2月、32ビットARM Cortex-M0ソリューションのPSoC 4ポートフォリオを拡張し、「PSoC 4Mシリーズ」を発表した。

 PSoC 4Mシリーズは、PSoC 4ポートフォリオを拡張し、32ビットARM-Cortex-M0コアに、プログラマブルなアナログおよびデジタル・ブロックを実装した。アナログ・ブロックは、オペアンプ、電流出力A-Dコンバータ、低消費電力コンパレータなど計12個、デジタル・ブロックは、タイマー/カウンター/PWMブロック、シリアル通信ブロック、Universal Digital Blockなど計16個を提供。これらのアナログ/デジタル・ブロックにより、設計者はカスタマイズ性能が向上したシリアル通信インタフェースの実装とアナログ・フロント・エンド設計に対応できるという。

 他に、128Kバイトのフラッシュメモリ、ダイレクトメモリ・アクセス・コントローラー、デュアル・コントロール・エリア・ネットワーク(CAN)インタフェース、55個の汎用I/Oを実装した。既存の8ビット/16ビットプラットフォームの置き換えに対応可能で、PSoCアーキテクチャの適応範囲を家電製品や車載アプリケーション、システム管理制御アプリケーションなど、広範なセンサー・ベース・システムにまで拡張している。

新製品のイメージ

5つの低消費電力モード

 さらに、低消費電力のPSoC 4アーキテクチャをベースに構築したことで、5つの低消費電力モードでシステムの消費電力を最小化できる。ローリークリテンションモードでは、SRAMやプログラマブルロジック、割り込みからのウェークアップ機能を保持しつつ、消費電力を150nAに抑えた。

 パッケージは、48ピン/64ピンのTQFPと68ピンのQFNで、2015年第2四半期に量産を開始する予定だという。

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