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» 2015年03月16日 14時45分 UPDATE

STマイクロ STWBC:カスタマイズ可能なワイヤレス給電用コントローラIC、最新のQi認証も取得

STマイクロエレクトロニクスの「STWBC」は、ワイヤレス給電用のコントローラICである。WPCおよびPMAで策定されたワイヤレス給電規格の送電システム用途に向ける。

[EDN Japan]

 STマイクロエレクトロニクスは2015年3月、ワイヤレス給電用のコントローラIC「STWBC」を発表した。WPCおよびPMAで策定されたワイヤレス給電規格の送電システム用途に向ける。

 STWBCは、携帯機器やウェアラブル機器など、電磁誘導方式のワイヤレス給電を採用したバッテリ駆動機器において送電側から受電側への電力伝送を、柔軟かつ効率よく制御することができるICである。WPCが策定した最新規格「Qi 1.1.2 A11」を始め、主要なワイヤレス給電規格に対応する。特に、API(Application Programming Interface)ライブラリが提供されるため、基本的なファームウェアのカスタマイズが可能である。

tm_150316stm01.jpg STWBCの外観

 STWBCは、ワイヤレス給電の送電システムに必要な制御機能をすべて備えている。伝送する電力量は、受電側の状況に応じて正確に制御する。これによって、電力伝送の効率を最大化することができるという。合わせて動作温度の上昇も最小限に抑えている。STWBCの動作電圧は5V、出力電圧は最大5Wである。

 STWBCは、給電時の安全を確保するための機能も備えた。ワイヤレス給電に障害となる可能性がある金属片や異物などが検出された場合に、送電側と受電側とのデジタルフィードバック機能により、電力伝送を停止させることが可能である。また、STWBCには、ファームウェアオプションが用意されているため、外付けマイクロコントローラは不要である。

 同社は、Qi 1.1.2 A11認証取得済みリファレンス設計ボード「STEVAL-ISB027V1」や、ソフトウェアのカスタマイズに必要なAPIライブラリ、GUIなどの開発ツール群も用意している。

 STWBCはすでに量産を始めており、VFQFPN32パッケージで供給する。1000個購入時の単価は約3.00米ドルである。

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