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4AスイッチとPWM発生器を内蔵した大電力LED向け60V対応ドライバリニアテクノロジー LT3952

リニアテクノロジーは2015年4月、大電力LED駆動用途向けに、4A 60V出力対応DMOSパワースイッチを内蔵したLEDドライバ「LT3952」を発売した。

» 2015年04月14日 10時15分 公開
[EDN Japan]

 リニアテクノロジーは2015年4月、大電力LED駆動用途向けに、4A 60V出力対応DMOSパワースイッチを内蔵したLEDドライバ「LT3952」を発売した。価格は1000個購入時参考価格3.95米ドルからとなっている。

昇圧構成で効率94%超

 LT3952は、公称12Vの入力で最大16個の350mA白色LEDを駆動し、15Wを超える電力を供給できる。ハイサイド電流検出機能を搭載し、昇圧モード、降圧モード、昇降圧モード、SEPICのいずれの構成でも使用できる。昇圧構成では94%を超える効率を達成し、ヒートシンクを外付けすることなく使用できる。

 周波数調整ピンにより200kHz〜3MHzの範囲でスイッチング周波数を設定して効率を最適化するとともに、外付け部品のサイズとコストを最小に抑えられる。スイッチング周波数2MHz時の効率は90%超。スペクトラム拡散周波数変調機能も備えている。

LT3952のイメージ

4000対1の調光も

 LED切断のためのPMOSスイッチ用ゲートドライバを内蔵し、外部PWM信号を用いて最大4000対1の調光比が実現できる。調光要件があまり厳しくない用途では、CTRLピンを使って10対1のアナログ調光を行うことも可能。さらに、内蔵のPWM発生器を使って5対1の調光も行える。

 入力電圧範囲は、3〜42V。パッケージは28ピンTSSOPを採用し、最大125℃対応のインダストリアルグレード品の他、最大150℃対応の高温グレード品などをそろえている。

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