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ダブルレンズ対応カメラモジュール向け、部品内蔵配線板太陽誘電 EOMIN

太陽誘電は、2個のイメージセンサーを実装可能な部品内蔵配線板「EOMIN」を開発した。スマートフォンなどに搭載されるダブルレンズ対応カメラモジュールなどの用途に向ける。

» 2015年06月19日 11時30分 公開
[EDN Japan]

 太陽誘電は2015年6月、2個のイメージセンサーを実装可能な部品内蔵配線板「EOMIN」を開発したと発表した。スマートフォンなどに搭載されるダブルレンズ対応カメラモジュールなどの用途に向ける。

 スマートフォンやタブレット端末では、より高画素/高画質で薄型のカメラモジュールに対する要求が高まっている。このため、2個のイメージセンサーを搭載し、それぞれの画像を合成するダブルレンズカメラが注目されている。この場合は2個のイメージセンサーの光軸を正確に合わせる必要があり、基板自体も長尺形状となるため、モジュール基板にはこれまで以上に平坦性や剛性が求められている。

 EOMINは、独自の銅コアを採用した部品内蔵配線板である。3次元的に回路を構成するため、モジュールの小型化が可能となる。また、銅コアによるシールド効果で、ノイズ耐性を向上している。熱伝導率も高く、実装したICチップなどからの発熱も効果的に放熱することができるという。さらに、モジュールとしての剛性を強化しており、平坦性にも優れる。内蔵部品は銅めっきで接合しているため信頼性が高い。

EOMINのイメージ図(左が銅コアと内蔵部品、スルーホール、右はモジュールのイメージ)

 新開発のEOMINは、これらの特長に加えて、ダブルレンズカメラモジュールなど複数のイメージセンサーを同時に搭載できる仕様となっている。同社では、引き続きEOMINの更なる薄型化にも取り組んでいく予定だ。

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