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» 2015年06月22日 15時00分 UPDATE

ラピスセミコンダクタ ML5233:業界最小レベルの消費電流を実現、異常温度検出もマイコンレスで可能

ラピスセミコンダクタの「ML5233」は、動作時の消費電流が25μAと極めて小さいリチウムイオン電池監視LSIである。コードレス掃除機や電動工具などの電池保護システム用途に向ける。

[EDN Japan]

 ラピスセミコンダクタは2015年6月、動作時の消費電流が25μAと極めて小さいリチウムイオン電池監視LSI「ML5233」のサンプル出荷を開始した。コードレス掃除機や電動工具などの電池保護システム用途に向ける。

 ML5233は、動作時の消費電流が25μA(代表値)で、従来製品に比べて約50%低減している。パワーダウン時の消費電力は0.1μA(代表値)を継承した。これにより、システム動作時の省エネと電池パックを長時間保管する場合などの低ロスを可能とした。また、電池パック内の各セル電圧を、±15mVと高い精度で検出することができる。このため、±50mVの精度で検出していた従来製品に比べて、電池の充電効率は最大7%向上するという。

tm_150622lapis01.jpg リチウムイオン電池監視LSI「ML5233」の外観

 ML5233は、温度検出回路とショート電流検出回路を内蔵している。これにより、過充電/過放電および過電流検出に加えて、充放電時の異常温度検出や電池パックのショート検出なども、外付けマイコンなしで行うことができる。この結果、実装面積は従来に比べて約20%節減することができ、主要な電子部品点数も4個から1個へ削減することが可能となった。

tm_150622lapis02.jpg ML5233を用いた場合のシステム構成例 (クリックで拡大) 出典:ラピスセミコンダクタ

 さらに、ML5233は高耐圧プロセスを用いて製造されているため、1個のLSIで最大10セルまで直列接続することができる。このため、最大36Vまでの電動工具などにも対応することが可能である。同LSIを2個用いると20セル直列システム(72V)に対応することができ、電動自転車や乗用カートなどの電池パックに適応することもできる。

 ML5233の動作温度範囲は−40〜85℃。パッケージは外形寸法が9×9mmの32端子LQFPで供給する。すでにサンプル品の出荷を始めているが、量産出荷開始は2015年9月を予定している。サンプル価格(税別)は800円。

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