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» 2015年07月06日 11時30分 UPDATE

Wired, Weird:3万円のオシロスコープを修理する (1/3)

修理の仕事を始めた2012年に“3万円”というとても安い値段のオシロスコープを購入した。値段こそ安いが、かなり役に立ったオシロスコープ。しかし、試作した高電圧パルス電源を評価するときに壊れてしまった。今回はこの3万円で購入したオシロスコープの電源基板の修理を報告する。

[山平豊(ケイティーエス),EDN Japan]

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 修理の仕事を始めた2012年の4月に“3万円”というとても安い値段のオシロスコープを購入した。パーツショップで売られているPDS5022だ。購入して以来、このオシロスコープを使っていろいろな電気部品の修理を行ってきた。値段こそ安いが、かなり役に立つオシロスコープだった。

 しかし、試作した高電圧パルス電源を評価する時に、このオシロスコープが壊れてしまった。高圧プローブを通してオシロスコープに接続したが30KVを越えた高圧パルスの電圧波形を測定したときに、オシロスコープの表示が切れてしまった。高圧電源でオシロスコープの電源回路が破損したに違いない。これでは修理の仕事ができなくなるのでオシロスコープを修理するしかない。今回はこの3万円で購入したオシロスコープの電源基板の修理を報告する。

プラスチックケースを開ける

 まずはオシロスコープのプラスチックケースを開ける必要があり、Webを調べたら開け方が見つかった。参考にしたWebを紹介する。

 ケースには2個の固定ネジがある。1個は裏面にあるがもう1個はオシロスコープの取っ手の内側にあった。オシロスコープの取っ手を軽く外側へ引くと取っ手が抜け、そこに固定ネジが見えた。オシロスコープの取っ手部分の写真を図1に示す。

m0702_Wired01.jpg 図1 オシロスコープの取っ手部分 (クリックで拡大)

 固定ネジ2個を外し、マイナスドライバで白と黒のプラスチックケースのすき間を開け、4カ所のロックを外すとオシロスコープを簡単に開封できた。開封した写真を図2に示す。なお図中の赤い四角で示したところ4カ所がケースのロック部分だ。

m0702_Wired02.jpg 図2 オシロスコープを開封したところ。赤い四角で示したところ4カ所がケースのロック部分 (クリックで拡大)
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