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モジュール型スペアナにトラッキング・ジェネレーター機能を追加キーサイト M9290A CXA-m PXIe

キーサイト・テクノロジーは、「M9290A CXA-m PXIe掃引型シグナル・スペクトラム・アナライザ」に、トラッキング・ジェネレーター・オプションと変調解析オプションを追加した。

» 2015年08月19日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 キーサイト・テクノロジーは2015年8月、「M9290A CXA-m PXIe掃引型シグナル・スペクトラム・アナライザ」に、トラッキング・ジェネレーター・オプションと変調解析オプションを追加すると発表した。内蔵トラッキング・ジェネレーター・オプションは、周波数ごとに3GHz、7.5GHz、13.6GHz、26.5GHzの4種類をそろえた。

変調解析機能が利用可能

 CXA-mは、26.5GHzまでのフル仕様の性能を備えたPXIeシグナルアナライザとなる。今回、トラッキング・ジェネレーター機能を追加することで、モジュール型スティミュラス/レスポンス測定ソリューションとなり、幅広いトラッキング・ジェネレーターの周波数レンジを提供可能になるという。同時に、N9064A VXA Xシリーズ測定アプリケーションや89600 VSAソフトウェアにも対応。CXA-mで、ベクトル信号解析などの変調解析機能が利用可能になる。

「M9290A CXA-m PXIe掃引型シグナル・スペクトラム・アナライザ」のイメージ

 さらに、トラッキング・ジェネレーター・オプションの追加により、周波数応答、変換損失、挿入損失/利得、未知の信号解析と特定を含めたコンポーネントやサブシステムの動作の特性評価にも対応できる。システム開発者は、拡張性の高いモジュール型のCXA-mスティミュラス/レスポンス測定ソリューションにより、測定システムの省スペース化やコスト削減が可能。同時に、コンポーネントの特性評価に必要なタスクを全て実行することもできる。

 また、CXA-mで89600 VSAソフトウェアを使用すれば、時間、周波数、変調ドメインを同時に複数表示して信号性能を確認でき、トレース間マーカ結合、トリガ、記録/再生によるトラブルシューティングも行える。これらを組み合わせることで、ベクトル・シグナルアナライザの測定値を設計段階で取得できるため、デバイスの開発時間が短縮できるという。

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