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» 2015年08月28日 11時30分 UPDATE

リニアテクノロジー LTC3877:デュアル出力マルチフェーズ同期整流式降圧DC-DCコントローラ

リニアテクノロジーは、10mVの出力電圧ステップ分解能を搭載した6ビット電圧識別(VID)制御を持つ、デュアル出力マルチフェーズ同期整流式降圧DC-DCコントローラ「LTC3877」の販売を開始した。

[EDN Japan]

 リニアテクノロジーは2015年8月、10mVの出力電圧ステップ分解能を持つ6ビット電圧識別(VID)制御を搭載した、デュアル出力マルチフェーズ同期整流式降圧DC-DCコントローラ「LTC3877」の販売を開始した。

 LTC3877は、4.5V〜38Vの入力電圧で動作し、VID使用時は0.6V〜1.23V、VID不使用時は最大5Vの固定出力電圧を生成する。最多12フェーズの並列接続ができ、位相をずらして駆動すれば最小限のフィルタリングですむ。出力を並列に接続すると、位相間の電流整合精度を±2.5%未満に維持するため、最大300Aの大電流要件に最適だ。

最小オン時間を達成し、新検出方式を採用

 また、−40℃〜125℃の温度範囲で、±1%の出力電圧精度(内部抵抗分割器とリモート検出差動アンプの誤差を含む)を維持し、内蔵のデュアル差動アンプによって両方の出力電圧のリモート検出ができる。

 また、高い動作周波数でも大きな降圧比が可能な最小オン時間40nsを達成した。選択できる固定動作周波数は、250kHz〜1MHz。外部クロックに同期させることもできる。Nチャネルの強力な1.1Ωのゲート・ドライバを内蔵しているので、MOSFETのスイッチング損失を最小限に抑える。

Rel_150820_linear.jpg LTC3877のイメージ

 LTC3877に採用されたのは電流検出信号のSNR(信号対ノイズ比)を高める新しい検出方式で、このためDC抵抗(DCR)が極めて小さい(最小0.3mΩ)パワーインダクタが使用可能になった。この検出方式によりスイッチング・ジッタを大幅に低減した。

 また、電流制限の検出電圧を極小の10mV〜30mVに調整することで、電力損失を最小に抑えることができる。さらに、DCRの温度補償により、広い温度範囲にわたり一定の電流制限しきい値を維持する。

 LTC3877は、44ピン7mm×7mm QFNパッケージで供給され、1000個購入時の参考価格は3.94米ドルから。同社の国内販売代理店経由で販売される。

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