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静止電流180nAのIoT向け降圧レギュレータアナログ・デバイセズ ADP5301

アナログ・デバイセズは、超低消費電力の降圧レギュレータ「ADP5301」を発表した。最大電力を長時間にわたって供給できるように設計されており、IoTアプリケーションに適している。

» 2015年09月02日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 アナログ・デバイセズは2015年8月、超低消費電力の降圧レギュレータ「ADP5301」を発表した。電力変換効率90%、静止電流180nAを実現し携帯機器のバッテリー寿命を大幅に延長するという。

 ADP5301は、これまでのデバイスよりも最大電力を長時間にわたって供給できるように設計されている。そのため、ワイヤレスセンサーネットワークやフィットネスバンド、スマートウオッチのようなウェアラブルデバイスを含む、IoT(モノのインターネット)アプリケーションに向いている。

降圧レギュレータ「ADP5301」を搭載したIoTアプリケーションのイメージ 出典:アナログ・デバイセズ

低出力電圧リップルを選択可能

 入力電圧範囲は、2.15〜6.5V。ローノイズ強制PWMモードにより、低出力電圧リップルを選択でき、最大500mAの出力電流対応のアナログ負荷に電力を供給する。また、電圧監視機能を内蔵しており、全体的なシステム信頼性が向上するという。

 単価は1000個受注時/0.95米ドルで、3.1mm2未満のWLCSPパッケージで供給する。

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