メディア

出力切断機能を搭載の同期整流式昇圧DC-DCコンリニアテクノロジー LTC3121

リニアテクノロジーは、出力切断機能を搭載した、3MHz、電流モード、同期整流式昇圧DC-DCコンバータ「LTC3121」を発売した。5V入力から12Vで最大400mAの連続出力電流を供給できる。

» 2015年09月07日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 リニアテクノロジーは2015年8月、出力切断機能を搭載した、3MHz、電流モード、同期整流式昇圧DC-DCコンバータ「LTC3121」を発売した。1.5Aの内部スイッチが起動時1.8〜5.5V(動作時0.5〜5.5V)の入力電圧で最大15Vの出力電圧を供給し、バッテリーや標準的な3.3V/5V電源に対応するという。

最大400mAの連続出力電流

 LTC3121は、5V入力から12Vで最大400mAの連続出力電流を供給する。1.5Aの電流制限により、入力電流が制限されるPCI Expressなどのアプリケーションで、外付け部品のサイズを最小限に抑えることができる。また、ピンで選択可能なBurst Mode動作により、暗電流が25μAに減少するため、ハンドヘルドアプリケーションのバッテリー動作時間を延長できる。

 同期整流は、RDS(ON)が121mΩ(Nチャネル)と188mΩ(Pチャネル)の内部同期スイッチを使用することで、最大95%の効率を達成。出力切断により、シャットダウン時に出力電圧を完全に放電する他、起動時の大きな突入電流を防ぎ、入力電源に対するストレスを最小限に抑えることができる。入力電圧が出力電圧より高い時でも、出力電圧を安定化するという。外部同期、出力過電圧保護、堅固な短絡保護などの機能も備えた。

同期整流式昇圧DC-DCコンバータ「LTC3121」のイメージ

 1000個時の参考単価は、LTC3121EDEが2.33米ドルから、インダストリアル・グレード・バージョンのLTC3121IDEが2.73米ドルからとなっている。熱特性が改善された3×4mmのDFNパッケージで供給される。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSフィード

公式SNS

EDN 海外ネットワーク

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.