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MOST150規格に準拠した車載向けトランシーバMicrochip OS82150

Microchip Technologyは、業界初になるというMOST150同軸トランシーバ「OS82150」を発表した。同軸ケーブルドライバと同軸ケーブルレシーバを統合し、MOST150規格車載インフォテインメントネットワークで同軸ケーブルを使うことができる。

» 2015年09月25日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 Microchip Technologyは2015年9月、業界初になるというMOST150同軸トランシーバ「OS82150」を発表した。小型の4×4mmQFNパッケージに同軸ケーブルドライバと同軸ケーブルレシーバを統合し、最新のMOST150規格車載インフォテインメントネットワークで同軸ケーブルを使うことができる。

 OS82150は、イコライザ機能を持つ同軸ケーブルレシーバを内蔵。各種ケーブルの初期ケーブル損失や、経時変化による損失に対して常時補償をするため、ロバストで信頼性の高いネットワーク接続が可能になる。車載グレードの電磁両立性(EMC)を考慮して設計され、電磁放射を最小限に抑えながら、車載レベルの電磁妨害(EMI)への耐性を備えた。これにより、車両内へのMOST150ネットワークが容易に構築できるという。

MOST物理層仕様に準拠

MOST150同軸トランシーバ「OS82150」

 OS82150は、3.3Vの単一電源で動作するため、必要な電圧レベルは1つとなる。また、同社の「OS81110」や「OS81118BF」などのMOST150インテリジェントネットワークインタフェースコントローラ(INIC)とシームレスに接続でき、既存の設計に容易に組み込むことができる。加えて、OS82150の信号とタイミング仕様がMOST物理層仕様に準拠するため、確実な相互接続が可能だ。

 その他に、信号検出による復帰をサポートした低消費電力スリープモードや、独立した送受信チャンネルのサポート機能などを備えている。

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