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» 2015年10月01日 09時00分 UPDATE

インターシル ISL8273M:PMBus搭載の最大80A出力DC-DC電源モジュール

インターシルは、部品を1チップに集積したPMBus搭載の80AデジタルDC-DC電源モジュール「ISL8273M」を発表した。入力電圧5V/12Vでは、最大80Aの出力電流を提供する。

[EDN Japan]

 インターシルは2015年9月、POL(Point of Load)電圧変換機能を提供し、全部品を1チップに集積したPMBus搭載の80AデジタルDC-DC電源モジュール「ISL8273M」を発表した。同社の6〜50Aデジタル電源モジュール・ファミリに追加されたもので、大電流電源レールへ容易に移行できるという。

 ISL8273Mは、ChargeModeコントロールアーキテクチャの採用により、変換効率は最大94%、通常動作でも90%超を可能にしている。入力電圧範囲は4.5〜14Vで、出力電圧は0.6〜2.5Vの間でプログラムができる。入力電圧5V/12Vでは、最大80Aの出力電流を提供するという。最大4個のモジュールを組み合わせできるマルチフェーズ電流シェアリング機能を搭載し、最小0.6Vの出力電圧で最大320Aの電源レールをサポートした。

Rel_150917_intersil.jpg 80AデジタルDC-DC電源モジュール「ISL8273M」

シングルクロックサイクル過渡応答

 FPGAやDSPのデータ処理時に急激なパワー変動が起きた場合には、電流負荷急変に対して、シングルクロックサイクルの高速過渡応答を可能にした。補償回路フリー設計により、温度、変動、経年劣化などによる出力コンデンサの性能変化にも、安定的な動作を維持するという。

 ISL8273Mは、PMBus準拠のインタフェースにより、高精度シーケンシング、フルテレメトリ、システム監視機能を提供できる。出力電圧、ソフトスタート、低電圧、スイッチング周波数、電流シェアリングなどのデフォルト設定に対しては、6個の外付け抵抗を使ったピンストラップモードで起動と動作が可能。これにより、PMBusやプログラミングを必要とせずに、開発中にモジュールを起動できる。

 パッケージは18×23×7.5mmの高密度アレイ(HDA)で、放熱特性を強化したことで、熱管理、部品の配置、PCBルーティングを簡素化できる。同社の第4世代デジタル・コントローラ技術をベースとし、出力電流50Aの「ISL8272M」とはピン互換。1000個購入時の単価は69米ドルとなっている。

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