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» 2015年10月22日 11時30分 UPDATE

Q&Aで学ぶマイコン講座(19):ウォッチドッグタイマーって何? (1/3)

マイコンユーザーのさまざまな疑問に対し、マイコンメーカーのエンジニアがお答えしていく本連載。今回は、初級者の方からよく質問される「ウォッチドッグタイマーって何?」についてです。

[菅井賢(STマイクロエレクトロニクス),EDN Japan]
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 素朴な疑問から技術トラブルなどマイコンユーザーのあらゆる悩みに対し、マイコンメーカーのエンジニアが回答していく連載「Q&Aで学ぶマイコン講座」。

 今回は、初級者から多く寄せられる質問です。

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 マイコンのカタログや説明書に「ウォッチドッグタイマー搭載」と書かれていますが、そもそもウォッチドッグタイマーとは何ですか? どのような機能で、どのような場面で使うのでしょうか?

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 「ウォッチドッグ(Watchdog)」を辞書で調べると、「番犬、監視人」という意味が出てきます。すなわちウォッチドッグタイマーは、『マイコンを監視するタイマー』のことです。

 プログラムは、何かしらの原因で暴走する時があります。マイコンの暴走はシステム全体の暴走につながります。そのため、プログラムの暴走を監視するハードウェアが必要になります。最も簡単な方法は、オーバーフローするとプログラムをリセットするタイマーを設け、このタイマーで暴走を監視する方法です。

 タイマーのカウンターがタイムアップする前に、プログラムでカウンターをリセットします。リセットされたカウンターは再び0から数え始めます。この動作をプログラムの一部に取り入れ、周期的にカウンターをリセットします。プログラムが暴走すると、この周期的なカウンターのリセット行為が行われなくなり、タイマーはオーバーフローしてプログラムをリセットします。

 プログラムはリセットされると、再び最初から正常動作を開始し、暴走から復帰することができます。

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