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» 2015年11月02日 09時00分 UPDATE

アンリツ MA2808A:0dBm以上のP1dB性能を備えた高性能導波管ミキサー

アンリツは、ミリ波の超高感度スペクトラム測定が可能な高性能導波管ミキサー「MA2808A」の販売を開始した。優れたP1dB性能と最小受信感度性能によって、より高精度な測定が容易にできるようになった。

[EDN Japan]

 アンリツは2015年10月、ミリ波(波長1cm以下、30GHz以上の周波数を持つ電波)測定ソリューションを拡充し、新たにシグナル/スペクトラムアナライザ「MS2830A」用の高性能導波管ミキサー(60〜90GHz)「MA2808A」を発表した。

より容易で簡素な測定が可能に

 ミリ波帯の超広帯域幅の信号を利用した無線バックホール(無線通信基地局とコアネットワークを接続する中継回線)や、自動車用レーダーの評価では、送信信号の特性をシンプルかつ正確に評価できる測定ソリューションが必要とされる。しかし、従来の測定方法は変換損失が大きいという課題があった。

 MA2808Aは、同社のMS2830A-044/045と組み合わせることで、0dBm以上のP1dB性能と最小受信感度性能を持ち、測定系の限界で見えなかった微弱な信号でも測定が可能になった。1875MHzと高いIF周波数で設計されたMS2830Aを組み合わせれば、1GHz帯域幅信号のスペクトラムマスク測定をイメージレスポンスの影響を受けずに測定できる。

Rel_151023_anritsu.jpg 高性能導波管ミキサー(60〜90GHz)「MA2808A」

 従来、ミリ波帯の高感度測定では、複数の機器を個別に用意し、それらを接続/制御する高い技術力が必要だった。MA2808AはMS2830Aと2つの機器だけでミリ波のスペクトラム測定装置を構築でき、シンプルかつ容易に測定可能にした。全周波数範囲の変換損失補正データを記録したUSBメモリが標準添付されており、このデータをMS2830Aに読み込ませておけば、測定周波数ごとの補正が自動的に測定手順を簡素化できる。

 対象市場は、車載レーダー用無線モジュールベンダー、自動車メーカー、無線バックホール装置メーカー、マイクロ/ミリ波通信RFコンポーネント・モジュールメーカーなど。マイクロ/ミリ波利用設備・無線通信機器の開発/製造/品質保証などの用途に向ける。

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