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» 2015年11月13日 09時00分 UPDATE

アナログ・デバイセズ AD7770/AD7771/AD7779:スマートグリッドシステムの送配電管理向けSoC

アナログ・デバイセズ(ADI)は、24ビットデータアクイジションSoCシリーズ「AD7770」「AD7771」「AD7779」を発表した。スマートグリッド送配電機器の監視や保護性能を向上できるという。

[EDN Japan]

 アナログ・デバイセズ(ADI)は2015年10月、24ビットデータアクイジションSoC「AD777X」シリーズとして、新たに「AD7770」「AD7771」「AD7779」の3種を発表した。同シリーズは、スマートグリッドシステム内の送配電管理に使用する保護、監視、電力品質測定機器の性能を改善するとしている。

 AD7770は、小さなフォームファクタの保護リレーが可能である。AD7771は、電力品質測定装置のパワーグリッドの電気的故障を早期に検出でき、AD7779は、回路ブレーカ装置の迅速な起動を可能にするという。

サンプルレートコンバータを同チップに内蔵

 3品種は、電流と電圧センサーの出力を3相電源アプリケーションで測定できる8つの同時サンプリングチャンネルを特長としている。各SoCの入力チャンネルは、8Kサンプル/秒(KSPS)で112dBのダイナミックレンジを達成。A-Dコンバータ入力チャンネルには、保護機能と測定機能を統合した。また、サンプルレートコンバータを同じチップに内蔵。50〜60Hz範囲のライン周波数0.01Hzの変動に対するコヒーレンシーを保ち、「IEC61000-4-30」のClassA規格に準拠した電力品質アナライザ作成に関わる設計を簡素化できる。

Rel_151105_analog.jpg 24ビットデータアクイジションSoC「AD777X」シリーズのイメージ

 AD777Xシリーズは、エンド機器の安全度水準(SIL)認定に向けた設計プロセスを容易にするオンチップ診断機能を内蔵。別電源で動作し、システムとチップの診断用データを提供する低分解能SAR型A-Dコンバータチャンネルも内蔵したことで、データの確実性を改善し、システム全体の信頼性を高める。

 いずれもサンプル出荷中で、量産出荷はAD7779が2016年1月、AD7770とAD7771は同年5月から。1000個購入時の単価は、AD7770が6.97米ドル、AD7771が7.94米ドル、AD7779が5.90米ドルとなっている。

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