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» 2015年12月11日 09時00分 UPDATE

リニアテクノロジー LTC4125:異物検出の機能を搭載したワイヤレス送電IC

リニアテクノロジーは、ワイヤレス充電市場向けのワイヤレス受電ICと同時に使用できるワイヤレス送電IC「LTC4125」を発売した。対となる受電装置にワイヤレスで最大5Wの電力を供給できる。

[EDN Japan]

 リニアテクノロジーは2015年11月、ワイヤレス充電市場向けのワイヤレス受電ICと同時に使用できるワイヤレス送電IC「LTC4125」を発売した。パッケージは4×5mmの20ピンQFNパッケージで、裏面に放熱パッドを搭載している。対となる受電装置にワイヤレスで最大5Wの電力を供給できる。送電回路、送電コイル、受電コイル、受電回路で構成されたフル機能ワイヤレス電力伝送システムの送電回路として機能するという。

基本的な送電回路に3機能を追加

 LTC4125は、基本的な送電回路にAutoResonant機能、最適電力サーチアルゴリズム、異物検出(FOD)という3つの機能を追加。利用可能な受電装置の電力を最大にするAutoResonant機能は、駆動周波数を自動的に調整し、低電圧の入力電源(3V〜5.5V)から疎結合したコイルを介して、LTC4120ワイヤレス受電装置やバッテリーチャージャなどの同調受電装置に最大電力を供給できる。

 また、周期的な送信電力をサーチし、受電装置の負荷に応じて送信電力を調整する最適電力サーチアルゴリズムは、ワイヤレス電源のシステム効率を最適化する。導電性の異物が存在する状態で作動するときに、安全で信頼性の高い動作を確保するFODも加わった。

Rel_151203_linear-tech.jpg ワイヤレス送電IC「LTC4125」の標準的応用例

 LTC4125は、送信電力の最適化や異物検出時にも、送電回路と受電回路の間で直接的通信はしないため、ワイヤレス電源システムを簡単に設計可能だ。デジタル通信なしに送電コイルと受電コイルのさまざまな結合状態に対して動作することから、通信プロトコルをサポートする信号処理用のハードウェアやソフトウェアを必要としない。

 システム、部品温度制限電力伝送用のNTC入力を搭載しており、プログラム可能な最大電流制限機能と、異物や過負荷を保護する手段として使用できる。動作温度範囲は、EグレードとIグレードどちらも−40℃〜125℃。Eグレードの参考単価は4.00米ドル/1000個からで、同社の国内販売代理店経由で販売される。

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