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スイッチング周波数2.1MHzの車載LEDドライバサイプレス S6BL111A

サイプレス セミコンダクタは2016年1月、車載向けLEDドライバ「S6BL111A」を発表した。

» 2016年01月19日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 サイプレス セミコンダクタは2016年1月、フロントライティングシステムの小型化を可能にする、車載向けLEDドライバ「S6BL111A」を発表した。S6BL111Aは、2.1MHzの高速スイッチング周波数で、1灯LEDをドライブ可能。高価なインダクタを使用しなくても1灯LEDの制御が可能になるため、サイズやBOMコストを低減するという。

LEDドライバ「S6BL111A」

コールドクランキングやロードダンプ状態でも動作

 同製品の入力電圧範囲は4.5〜42Vで、コールドクランキングやロードダンプの状態でも問題なく動作する。また、1チャンネル1A出力のLEDドライバで、アナログとPWMの調光機能をサポートするため、明るさを細やかに制御できる。

 デバイスのスイッチング周波数は205kHz〜2.1MHzの間で調整可能で、出力電流精度は±2%。システムセーフティー機能として、出力電流制限やコールドクランキング時の、意図しないLED解放検出出力のマスク機能などを搭載している。

 同製品は16ピンのHTSSOPパッケージで提供され、サンプルを出荷中。量産開始は、2016年第2四半期の予定である。同社は、S6BL111Aなどの車載LED技術を評価する開発キット「Automotive LED Driver Evaluation Kit」も提供するとしている。

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