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» 2016年01月20日 09時00分 UPDATE

リニアテクノロジー LTC3643:双方向動作の高電圧昇圧コンデンサチャージャー

リニアテクノロジーは、システムバックアップのため、自動的に降圧レギュレータに切り替わる双方向動作の高電圧昇圧コンデンサチャージャー「LTC3643」を発売した。

[EDN Japan]

 リニアテクノロジーは2016年1月、システムバックアップのため、自動的に降圧レギュレータに切り替わる双方向動作の高電圧昇圧コンデンサチャージャー「LTC3643」を発売した。独自のシングルインダクタトポロジーとPowerPath機能により、独立した2個のスイッチングレギュレータの役割を果たすという。

昇圧充電モードと降圧バックアップモードで動作

 LTC3643は、昇圧充電モードと降圧バックアップモードの2種類の動作モードを持つ。充電モードは3〜17Vの入力電源で動作し、電流定格2Aの内部スイッチにより、最大40Vまで電解コンデンサアレイを効率的に充電できる。

 バックアップモードでは、入力電源電圧が設定された電源喪失入力(PFI)のしきい値を下回ると、昇圧チャージャーが同期整流式降圧レギュレータとして逆向きに動作。電力をバックアップコンデンサから供給し、システムの電源レールを保持する。バックアップ時には、電流制限値を2〜4Aの範囲で設定可能という。

 バックアップコンデンサの充電時は、小さい値の外付け検出抵抗を使用することで、優先的に電力をシステム負荷に供給しながら、高精度に入力電源の電流制限を維持できる。入力電流制限は、電流検出抵抗両端のしきい値電圧50mVを使用して設定するため、コンデンサの充電電流を減らしてシステム電源の電流制限を防止する。

Rel_160107_linear-tech.jpg 高電圧昇圧コンデンサチャージャー「LTC3643」

 LTC3643の降圧コンバータは、1MHzの周波数で動作する。レギュレーション時には、低暗電流のBurst Mode動作により、バックアップコンデンサからのエネルギー使用効率を最大にするという。また、外付けPMOSスイッチにゲートドライブ信号を与えることで、入力電源に対するダイオード動作を可能にした。これにより、バックアップモードでは入力電源とシステム負荷を完全に絶縁し、効率的に電力を供給できる。リファレンス精度は±1%で、充電状態と入力電源喪失を示すインジケーター出力も搭載した。

 1000個購入時の参考単価は、4.45米ドルから。3×5mmの24ピンQFNパッケージで提供される。EグレードとIグレードの動作温度範囲は、−40〜125℃となっている。

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