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» 2016年03月15日 09時00分 UPDATE

インターシル ISL78227/ISL78229:車載設計を簡素化する同期整流昇圧コントローラ

インターシルは、2相55V同期整流昇圧コントローラ「ISL78227」と「ISL78229」を発表した。高出力車載機器の設計を簡素化し、より小型で堅牢な設計を可能にするという。

[EDN Japan]

 インターシルは2016年2月、ハイサイド/ローサイドMOSFETドライバを内蔵した2相55V同期整流昇圧コントローラ「ISL78227」と「ISL78229」を発表した。両製品とも省スペースを実現する小型なサイズで、高出力を昇圧DC-DCコンバーターから供給する必要のある産業機器や通信機器の厳しい性能要件に対応する。

 両製品は12Vのバッテリ電源で動作し、200〜800Wのプレミアムトランクオーディオアンプ、スタート/ストップシステム、ヘッドランプLEDストリング向けに、出力電圧を24V、36V、48Vに昇圧する。入出力範囲は5〜55Vと広く、最大60Vの過渡電圧に対応。95%超の効率で、電力損失と発熱を低減するという。

 どちらも4相対応として、2つのコントローラをインターリーブ接続できる。効率的に出力を倍増し、入出力リップルを低減。コンデンサー容量、基板面積、BOMコストを削減する。スイッチング周波数は50kHz〜1.1MHzの範囲で設定でき、外部同期もできる。

 また、過電流/負電流保護機能など数々の機能を搭載し、ほとんどの条件下で動作を維持するという。独自のソフトオン機能により、ソフトスタート完了後、不連続導通モード(DCM)から連続導通モード(CCM)へスムーズに移行し、あらゆるスタートアップ条件下で電源の安全性を確保するとした。

Rel_160303_intersil.jpg 2相55V同期整流昇圧コントローラ「ISL78227」「ISL78229」

PMBusインタフェースを内蔵

 両製品ともに、出力電圧をあらゆるシステム負荷要求に応じてリアルタイムに調整するエンベロープトラッキング機能を内蔵。ISL78229は、デジタルPMBusインタフェースによって、制御、テレメトリー、診断ができるため、自動車用機能安全規格ISO26262への準拠が容易になる。PMBusインタフェースは内蔵されており、異常状態への対応、システムリカバリー、監視の設定に必要な専用テレメトリー回路を必要としない。

 ISL78227は5mm角の32ピンWFQFNパッケージ、PMBus対応のISL78229は6mm角の40ピンWFQFNパッケージで供給。ウェッタブルフランクQFNパッケージにより、はんだ接合部の光学検査ができるため、製造コストの低減に貢献する。

 1000個購入時の単価は、ISL78227が3.45米ドル、ISL78229が3.95米ドル。評価ボードは、ISL78227EV1Zが単価127米ドル、ISL78229EV1Zは単価172米ドルである。

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