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コネクテッドカーの安全性に対応するマイコンSTマイクロ ST32G512A/ST33G1M2A

STマイクロエレクトロニクスは、コネクテッドカーの安全性に対応する車載用マイクロコントローラ「ST32G512A」「ST33G1M2A」を発表した。車載用製品規格のAEC-Q100に準拠している。

» 2016年03月23日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 STマイクロエレクトロニクスは2016年3月、コネクテッドカーの安全性に対応する車載用マイクロコントローラ「ST32G512A」「ST33G1M2A」を発表した。車載用製品規格のAEC-Q100に準拠し、コネクテッドカーに加え、産業機器向けネットワークなどの過酷な環境下で使用されるM2M通信機器にも適しているという。

 ST32G512A/ST33G1M2Aは、ISO 7816インタフェースを含むSIMカードの主要規格に適合している。ST32G512Aは、32ビットのARM Cortex-M3プロセッサをベースとし、アプリケーション性能の最適化に有効なデータ暗号化基準(DES)ハードウェアエンジンを搭載。512Kバイトのフラッシュメモリも内蔵している。

車載用マイクロコントローラ「ST33G1M2A」

Common Criteria EAL5+セキュリティ認証に適合

 ST33G1M2Aは、32ビットのARM SecurCore SC300プロセッサをベースにしたセキュアエレメントで、セキュリティレベルの高いCommon Criteria EAL5+セキュリティ認証に適合している。これにより、物理的かつ論理的な攻撃に対する耐タンパ性が向上し、データのプライバシーとシステムの整合性を保護するという。

 ST33G1M2Aは、ハードウェアセキュリティ強化DESとAESエンジン、公開鍵暗号用のNESCRYPTコプロセッサなどのセキュリティ機能を搭載。これらは、車載用エンジン制御装置(ECU)やゲートウェイに対する攻撃を防止する「root of trust」となる組み込みセキュアエレメントとして使用できる。1280Kバイトのフラッシュメモリを内蔵し、複数のセルラーネットワークへの接続管理に必要となる追加ストレージを利用可能とした。

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