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電源ユニットを2個内蔵したシンクジェネレーターリーダー電子 LT 4610

リーダー電子は、二重化電源を搭載したシンクジェネレーター「LT 4610」を2016年10月に発売する。電源ユニットを2個内蔵し、電源故障の際にも二重化冗長運転ができる。

» 2016年06月29日 09時00分 公開
[EDN Japan]

トリプルレートSDI信号発生が可能

 リーダー電子は、二重化電源を搭載したシンクジェネレーター「LT 4610」を2016年10月に発売する。電源ユニットを2個内蔵し、電源故障の際も二重化冗長運転ができる。

 LT 4610は、3G-SDI/HD-SDI/SD-SDIのトリプルレートSDI信号発生も可能な1U フルラックサイズの同期信号発生器だ。信号出力は、独立した6系統のアナログブラック同期信号と、それぞれに位相やパターンを設定できる2系統のSDI信号、デジタルオーディオ信号、ワードクロック信号を備えているという。

 外部基準入力信号へのゲンロック機能は、入力信号に異常が発生した際に位相を保持するSTAY IN SYNC機能を搭載。STAY IN SYNCから再度GENLOCKさせる際のショックを軽減するスローロック機能も搭載しており、安定したシステムが構築できる。

シンクジェネレータ「LT 4610」

 SDI信号出力は、カラーバーやSDIチェックフィールドなどのテストパターン出力のほか、IDキャラクター、QVGAサイズのロゴマーク、セーフティエリアマーカー、エンベデットオーディオを重畳できる。また、映像と音声が同期したリップシンクパターンの出力も可能。リップシンク測定機能を実装した波形モニターを使用することで、SDI信号伝送上の映像と音声のズレを正確に測定できる。内部にプリセットメモリを最大10種類保存できるほか、USBメモリなどの外部メモリにも対応した。

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