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差動LV-PECL出力発振器向けのSPXOモジュール用ICセイコーNPC 7051シリーズ

セイコーNPCは2016年9月、差動LV-PECL出力発振器向けに、SPXOモジュール用IC「7051」シリーズを発売した。位相ジッタが従来品比約70%低減し、高品質で安定した通信を可能にしたという。

» 2016年09月13日 09時00分 公開
[EDN Japan]

位相ジッタが従来比約70%低減

トレイ上の「7051」チップ

 セイコーNPCは2016年9月、差動LV-PECL出力発振器向けに、SPXOモジュール用IC「7051」シリーズを発売した。2.5V動作を可能とし、80M〜320MHzの基本波と105M〜170MHzの3倍波の発振能力を備えた。

 7051シリーズは、BiCMOSプロセスを用いて開発され、LV-PECL出力の各種終端回路に適用できる。位相雑音特性は、1kHzオフセット時に−130dBc/Hz、10kHzオフセット時に−155dBc/Hz(いずれも周波数122.88MHz)。RMSジッタは、12k〜20MHzで0.15ピコ秒(周波数122.88MHz)。従来品に比べて位相ジッタが約70%低減しており、高品質で安定した通信を可能にしたという。

 出力周波数は、fOSC(発振周波数)、fOSC/2、fOSC/4に対応。電源電圧は2.375〜3.63Vで、動作温度範囲は−40〜+125℃となっている。3.2×2.5mmのパッケージ実装が可能で、レイアウトの自由度も向上しているとした。

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