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高温にも対応する水晶発振モジュール用CMOS ICセイコーNPC 7101シリーズ

セイコーNPCは2016年9月、高精度で小型の水晶発振モジュール用CMOS IC「7101」シリーズを発表した。発振周波数調整機能と分周機能を内蔵しており、高温にも対応するという。

» 2016年09月28日 09時00分 公開
[EDN Japan]

発振周波数調整機能と分周機能を内蔵

トレイ上の「7101」チップ

 セイコーNPCは2016年9月、高精度で小型の水晶発振モジュール用CMOS IC「7101」シリーズを発表した。近距離無線、ウェアラブル端末などに活用できるという。

 7101シリーズは、発振周波数調整機能(f0調整機能)を内蔵し、高精度化を実現。発振負荷容量設計値は5pF、周波数可変幅は最小±30ppm、周波数可変分解能は最大1.5ppm/ビットとなっている。

 また、発振周波数分周機能により種々の周波数に対応し、納期と管理コストを低減する。分周機能の設定方法はメモリ書き込みとなっており、分周数を2分の1、4分の1、8分の1、16分の1、32分の1、64分の1から選択可能だ。

 同シリーズの発振周波数は16〜80MHz、出力周波数は0.25〜80MHz。発振回路を定電圧回路で駆動することにより、消費電流が抑えられ、低周波数電圧偏差が可能になった。動作温度範囲−40℃〜125℃と、高温にも対応する。チップサイズは0.6×0.62mmで、1.6×1.2mmか2.0×1.6mmサイズの小型パッケージに実装できるとしている。

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