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ウェアラブル向けの低電力Cortex-M4Fマイコンマキシム MAX32630/MAX32631

Maxim Integrated Productsは、アクティブ時127μW/MHz、スリープモード時3.5μW/MHzの低消費電力を可能にしたマイクロコントローラ「MAX32630」「MAX32631」を発表した。

» 2016年11月29日 09時00分 公開
[EDN Japan]

アクティブ時127μW/MHzの低消費電力

 Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2016年11月、ウェアラブル端末向けに低消費電力のマイクロコントローラ「MAX32630」「MAX32631」を発表した。浮動小数点ユニットを備えた32ビットのARM「Cortex-M4F」コアを搭載している。

 消費電力は、フルアクティブ時が127μW/MHz、ダイレクトメモリアクセス(DMA)時が32μW/MHz、リテンションスリープモード時が3.5μW/MHz。2Mバイトのフラッシュメモリ、512KバイトのSRAM、8Kバイトのキャッシュを内蔵し、サードパーティー製アプリケーションの実行やセンサーデータを容易に記録できる。インタフェースには、SPI/SPI XIP/I2C/UART/1-Wire/USBポートなどを搭載した。

ブロック図

 ペリフェラル機能には、6つの32ビットタイマー、クロック、66の汎用I/O端子、パルストレインエンジン、10ビットA-Dコンバーターなどを装備した。高度ハードウェア暗号化と認証機能を可能にする信頼保護ユニット(TPU)も備え、IP/アルゴリズム/ユーザーデータを保護するセキュリティツールボックスを提供できるという。

 4.37×4.37mmの100ピンWLPパッケージで提供され、1000個購入時の価格は、MAX32630が6.66米ドル、MAX32631が7.01米ドル。評価キット「MAX32630-EVKIT」も提供しており、価格は150米ドルからとなっている。同社では、ポータブル医療機器やフィットネスモニター、センサーハブなどの用途を見込んでいるとした。

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