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10M〜100MHzの周波数帯に対応するインダクター太陽誘電 FBMH4532MM182PT

太陽誘電は2016年11月、チップビーズインダクター「FB」シリーズのMタイプに、LED照明向け電源用として10M〜100MHzの周波数帯に対応する「FBMH4532MM182PT」を追加した。インピーダンスのピークが10M〜100MHzになるように構造を最適化したという。

» 2016年12月08日 09時00分 公開
[EDN Japan]

10〜100MHz周波数帯に対応

電源用チップビーズインダクター「FBMH4532MM182PT」

 太陽誘電は2016年11月、LED照明向け電源用チップビーズインダクター「FB」シリーズのMタイプに、10〜100MHzの周波数帯に対応する「FBMH4532MM182PT」を追加した。

 同製品は、家庭用LED照明のAC-DCコンバーターなど、大電流が流れる電源回路向けのノイズ対策部品として利用できる。インピーダンスのピークが、10M〜100MHzの周波数帯になるように構造を最適化しているという。

 測定周波数10MHzのインピーダンスは1800Ωで、30MHzでは1万Ω。これにより、従来は対応が困難だった10M〜100MHz周波数帯のノイズ対策向け電源用として利用できるようになった。サイズは4.5×3.2×3.2mmで、これまでノイズ対策に利用されてきたACラインフィルターやコモンモードチョークコイルに比べて小型・軽量化が可能になる。

 直流抵抗は最大0.8Ω、定格電流は最大0.7Aで、インピーダンス許容差は±30%。2016年10月から月産100万個体制で量産を開始しており、サンプル単価は30円となる。

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