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» 2017年01月11日 11時00分 UPDATE

Wired, Weird:亡き父が残してくれたマルチ電圧出力ACアダプターの修理 (3/3)

[山平豊(NSS九州),EDN Japan]
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基板を元に戻して動作確認へ

 スライドスイッチを基板にハンダ付けしてモールドのケースの中へ戻した。モールドをのこぎりで切った部分には黒いビニールテープを貼り付けて固定した。これだとテープをはがすと簡単に開封できて教材にも使える。少し格好は悪いが修理用の治具に使うにはこれで十分だ。ACアダプターの出力にワニ口クリップと1KΩとLEDを直列接続した負荷を接続し、出力電圧をテスターで確認した。図6に示す。

図6:ACアダプターの出力電圧をテスターで確認 (クリックで拡大)

 図6の中央にあるLEDが点灯し、9Vの位置で10V近くのDC出力があった。これでACアダプターが正常に動作することが確認できた。スライドスイッチの他の電圧も確認したが表示値に近い電圧が出ていた。

よみがえった思い出の品

 モールドに囲まれた電気製品でも接触子の端子がサビびていたのが気になったがスライドスイッチの操作部の隙間から湿気が入り込んでサビが発生したのだろう。このACアダプターは出力電圧を4つのレベルで切り替えることができるし、出力プラグの差し替えで極性も変えることができる優れものだ。電子回路教育の教材にも使え、小型の電子機器の動作確認用には最適な治具だ。ものづくりが好きだった父のためにも大切に使っていこうと思う。

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