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» 2017年02月15日 11時30分 UPDATE

Wired, Weird:シーケンサー(ジャンク品)を落札、改造してみた (2/3)

[山平豊(NSS九州),EDN Japan]

低コストを実現する良い回路設計

 リレーとドライバーICを外した拡大写真を図4に示す。

不良箇所の拡大写真 図4:不良箇所の拡大写真 (クリックで拡大)
リレーとドライバーICは取り外してある

 リレーのドライバーICは基板にシルク印刷されているように「TD62083AFN」(東芝製トランジスタアレイ)が2個使用されていた。基板をよく見るとリレーのサージ吸収ダイオードが実装されていなかった。ドライバーICに内蔵されているダイオードアレイがサージ吸収に使用されているようだ。リレーのコイルとサージ吸収ダイオードの距離が少し離れているので、リレーの逆起電力によるノイズの発生は懸念されるが低コスト化を狙った良い回路設計と言える。筆者も30年以上前に同様な回路の設計をしたことを思い出した。ドライバーICを実装しリレーの代わりに出力端子へ4.7Ωの抵抗を追加した。写真を図5に示す。

改造を施した様子 図5:改造を施した様子 (クリックで拡大)
ドライバーICを実装し、リレーの代わりに4.7Ωの抵抗を追加。

 図5の改造でトランジスタアレイのオープンコレクタの出力を抵抗の4.7Ωを通して出力端子へ接続している。

 シーケンサーを再組み立てし、AC100Vを通電した。メモリーにはI/Oテストのプログラムが残っていて入力16点と出力14点は正常に動作できた。改造が完了したシーケンサーを図6に示す。

改造したシーケンサー 図6:改造したシーケンサー (クリックで拡大)

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