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最大5W出力が可能なフライバックレギュレーターリニアテクノロジー LT8303

リニアテクノロジーは、−40〜150℃の温度範囲で動作するモノリシックフライバックレギュレーターを発売した。450mA/150VのDMOSパワースイッチを内蔵し、最大5Wの出力電力を供給する。

» 2017年02月27日 09時00分 公開
[EDN Japan]

−40〜150℃の接合部温度範囲

 リニアテクノロジーは2017年2月、−40〜150℃の接合部温度範囲で動作するモノリシックフライバックレギュレーター「LT8303」を発売した。入力電圧範囲は5.5〜100V。5ピンTSOT-23パッケージで提供し、1000個購入時の単価は3.65ドル米となる。

 LT8303は、絶縁された出力電圧を1次側のフライバック波形から直接サンプリングできる。これにより、3次巻線や光アイソレータを使わずにレギュレーションが行える。無負荷動作時の暗電流は、スリープモード時が70μA、アクティブモード時が280μAだ。

モノリシックフライバックレギュレーター「LT8303」

 450mA/150VのDMOSパワースイッチを内蔵しており、最大5Wの出力電力を供給するため、通信機器や自動車、産業機器、医療機器などの絶縁型電源に適している。内蔵の補償回路とソフトスタート回路により、外付け部品の低減もできるという。

 また、可変周波数電流モード制御のスイッチング方式であるバウンダリモードで動作するため、出力電圧は、標準±1%の負荷および入力レギュレーションを可能にした。出力電圧は、1本の外付け抵抗で設定することもできる。

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