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感度従来比2倍29MピクセルCCDイメージセンサーオン・セミコンダクター KAI-29052

オン・セミコンダクターは、29MピクセルのCCDイメージセンサー「KAI-29052」を発表した。500〜1050nmの波長で、同社従来製品の2倍となるイメージング感度を可能としている。

» 2017年06月20日 09時00分 公開
[EDN Japan]

ダイナミックレンジが66dBに向上

 オン・セミコンダクターは2017年6月、29MピクセルのCCDイメージセンサー「KAI-29052」を発表した。500〜1050nmの波長で同社従来製品比2倍のイメージング感度を可能とし、850nmなど近赤外線の波長で作動するアプリケーションにも対応する。

CCDイメージセンサー「KAI-29052」

 KAI-29052は、ピクセル設計を改良したことでフォトダイオード間の帯電の絶縁を維持し、画像の鮮明さを損なわずに感度を高めることができる。従来に比べて読み取りノイズを15%削減し、ダイナミックレンジが66dBに向上。これらの機能により、高解像度の画像キャプチャーと高い画像均一性が必要とされる産業用イメージングアプリケーションに活用できる。

 モノクロ、Bayerカラー、Sparseカラーの製品構成で、パッケージはRoHS準拠のCPGA-72を採用した。5.5ミクロンや7.4ミクロンのCCDイメージセンサーファミリーとはピン互換性を備えている。

 また、同社のインターライントランスファー型CCDイメージセンサーファミリーの評価キットを使用すれば、実際の条件下で検査、検証ができる。

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