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» 2017年11月30日 09時00分 公開

日本NI VRTS:車載ミリ波レーダー向けのテストシステム

日本ナショナルインスツルメンツは、自動運転車両に搭載するミリ波レーダー向けのテストシステム「Vehicle Radar Test System(VRTS)」を発表した。76〜81GHzのベクトル信号発生器とアナライザーを搭載し、動的に障害物をシミュレートできる。

[EDN Japan]

76〜81GHzのベクトル信号発生器とアナライザーを搭載

 日本ナショナルインスツルメンツは2017年11月、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転車両に搭載するミリ波レーダー向けのテストシステム「Vehicle Radar Test System(VRTS)」を発表した。76〜81GHzを使用する車載レーダーの開発、量産工程において、オブジェクトシミュレーションや各種測定が可能になる。

ミリ波レーダー向けのテストシステム「Vehicle Radar Test System(VRTS)」

 同システムには、76G〜81GHzのベクトル信号発生器とアナライザーを搭載。従来のレーダーシミュレーターは単純なシナリオのシミュレーションのみだったが、動的に障害物をシミュレートできる。さらに、レーダー向けの各種RF測定機能により、RFの包括的な特性評価も行える。

 また、2つの障害物をエミュレートする基本的な構成から、より多くの障害物のエミュレーションまで、さまざまなレベルで構成できる。ドップラー効果のシミュレーションでは、最大時速250kmまでの相対速度で、自車と障害物の距離は最小4m、距離分解能は10cmという性能を可能にした。複数の到来角にも対応する他、レーダー断面積(RCS)も変更できる。

 ソフトウェアのカスタマイズ性も備え、道を横断する歩行者から車両の車線変更といったシナリオまで、シミュレーションできる。

 VRTSに特化したアライアンスパートナー企業を通じて販売し、個々の要件に合わせてカスタマイズしたレーダーテストソフトウェアとテストシステムを提供する。同社では、研究開発工程の評価、検証テストから、テストスループットが重視される量産テスト、レーダーセンサー単体のテスト、ADASに必要な各種機能の統合テストなどに活用できるとしている。

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