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高ロバスト性Ni-Znソフトフェライト材料日立金属 ND57S

日立金属は、外部応力や温度変化に対するロバスト性能を向上させた、Ni-Zn系ソフトフェライト材料「ND57S」を発表した。−40〜100℃においてインダクタンス変化が小さく、従来製品に比べて相対温度係数を約50%低減した。

» 2018年01月11日 09時00分 公開
[EDN Japan]

インダクタンス性能の向上

 日立金属は2017年12月、外部応力や温度変化に対するロバスト性能を向上させた、Ni-Zn系ソフトフェライト材料「ND57S」を発表した。キーレスエントリーシステムやタイヤ空気圧センサー用アンテナのコアに活用することで、デバイスの小型化や高性能化に寄与する。

Ni-Zn系ソフトフェライト材料「ND57S」

 −40〜100℃においてインダクタンス変化が小さく、20℃を基準とした−40℃および100℃における相対温度係数を従来製品に比べて約50%低減した。また、樹脂モールド後も温度変化に対するインダクタンス変化が少なく、20℃を基準とした−40℃で約80%、100℃で約40%低減している。

 周波数100kHzにおいて、初透磁率μiは570、キュリー温度は145℃。自動車関連アンテナ用のコア材として活用でき、厳しい環境下での特性安定性が求められる自動車の機能性および安全性が向上できるとしている。

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