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超小型の高効率スイッチングレギュレーターマキシム MAXM17532、MAXM15462

Maxim Integrated Productsは、超小型の高集積スイッチングレギュレーター「MAXM17532」「MAXM15462」を発表した。最小サイズで90%以上のピーク効率を達成。堅牢性にも優れ、落下や衝撃の各種規格に準拠している。

» 2018年04月06日 09時00分 公開
[EDN Japan]

最小サイズで90%以上のピーク効率

 Maxim Integrated Productsは2018年3月、超小型の高集積スイッチングレギュレーター「MAXM17532」「MAXM15462」を発表した。1000個購入時の単価は、MAXM17532が2.35米ドル、MAXM15462が2.53米ドルとなっている。

スイッチングレギュレーター「MAXM17532」「MAXM15462」

 同社HimalayaシリーズのMAXM17532とMAXM15462は、10ピン2.6×3.0×1.5mmと超小型のuSLICパッケージを使用し、競合品と比べてサイズを56%小型化した。また、サイズ15mm2以下で90%以上のピーク効率を達成する。

 補償内蔵完全同期整流バックレギュレーター、内蔵インダクターにより、設計を簡素化することができ市場投入までの時間を短縮する。堅牢性にも優れ、CISPR22(EN55022)クラスB EMCエミッション規格、JESD22-B103、B104、B111(落下、衝撃、振動)規格に準拠している。

 動作温度範囲は−40〜125℃で、工業用、自動車用に対応する。ジャンクション温度は−40〜150℃。ブリバイアス起動、オープンドレインのパワーグッド出力、EN/UVLOスレッショルドが設定可能で、柔軟な設計を実現する。また、ヒカップ過電流保護、過熱保護などの機能を持つ。

 MAXM17532は、入力範囲が4〜42V、出力範囲が0.9〜5.5V、フィードバック精度は±1.75%。シャットダウン電流は1.2μA、最大100mAまで出力できる。

 MAXM15462は入力範囲が4.5〜42V。出力範囲が0.9〜5V、フィードバック精度±1.44%、シャットダウン電流は2.2μA、最大300mAまで出力可能だ。

 用途は、電流ループ受電センサー、バッテリー駆動機器、汎用POL(ポイントオブロード)、HVAC(Heating, Ventilating, and Air Conditioning:暖房、換気、空調)およびビル制御、産業用センサー、プロセス制御、LDOレギュレーターの代替などを想定している。

 評価キット「MAXM17532EVKIT#」「MAXM15462EVKIT#」も用意しており(単価29.73米ドル)、EE-Simシミュレーションモデルが利用できる。

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